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カワセミ

青い綺麗な羽と、その愛らしい姿からは想像できないほど、
魚を捕らえることに長けた名ハンターとしてよく知られている鳥といえば、カワセミです。
サファイアを思い浮かべるような綺麗な瑠璃色のカワセミは、空飛ぶ宝石と言われています。
写真の撮影のモデルや、バードウォッチングの対象として非常に有名であり、
さらに人気のあるカワセミの動物学を中心にご紹介します。

カワセミの動物学
とても綺麗な鳥としてよく知られているカワセミ。
その美しさから、ペットにするために乱獲しようという人はいませんが、
カワセミの美しい姿を写真に収めようと奮闘する写真家のみなさんは多くいるようです。
カワセミは、狩りのシーンもとても美しい鳥です。
ですから、自然の美しさや雄大さ、厳しさを表現するにはもってこいのモデルです。

しかし、カワセミはとてもすばやく、機敏な動きをする鳥です。
ですので、写真に収めるのは案外難しいです。
しかし、カワセミの動物学を知っておけば、カワセミの魅力を
最大限に引き出せる写真が取れるかもしれません。
では、カワセミの動物学(生態)についてご紹介します。

■カワセミの生息地
カワセミは、本州、四国、九州では年中常にいる留鳥ですが、
北海道では、年中いるわけではなく、夏場だけにやってくる夏鳥です。
もちろん、カワセミは日本だけにいる鳥ではなく、
ユーラシア大陸の熱帯から亜寒帯までの広範囲に生息しています。

現在日本では、川や池の汚染、コンクリートなどによる埋め立てによって
環境が破壊されているために、生息地が減っている傾向にあります。
そのため、汚い河川や小さな池でも姿を見かけるようになり、
中には都会に進出しているカワセミもいます。

■カワセミの形態
カワセミのもっと目立つ特徴といえば、綺麗な青い羽です。
このカワセミの羽は、光の差す角度と、人間が見る角度によって色合いが変わり、
黒に近い青であったり、青緑色に近い配色であったりすることもあります。
このカワセミの羽の部分の色の変化は、
シャボン玉が光を浴びて色を変えるのと同じ原理となっています。

このカワセミの青い羽にばかりに注目が集まりますが、
是非注目していただきたいのは、青色ではくオレンジ色の羽です。
カワセミは、青と相性の良いオレンジ色も持っているのです。
青とオレンジの配色とアクセントとして入っている白とくちばしの黒。
このように、カワセミは羽の色が綺麗なのはもちろんのこと、
とても配色も整っている鳥なのです。



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■カワセミのオスメスの区別の仕方
カワセミのオスとメスとでは、体色はオスメスともにほとんど同じ色で、
多少オスの方がメスよりも体色が鮮やかであるだけで、体の色だけではまずオスメスを見分けるのは難しいでしょう。
しかし、くちばしを見るとオスメスの区別は非常に簡単につけることができます。
オスのくちばしは、全体が真っ黒なのですが、メスのくちばしは真っ黒ではなく、
下くちばしの四分の三はオレンジ色をしています。
これは、写真を見ても非常に分かりやすいので、
おそらく自分の目で見たときもオスメスの区別は意外と簡単に付くと思われます。

■カワセミの繁殖
カワセミの繁殖は、一夫一妻制で行う鳥類においては最もポピュラーな繁殖方法です。
期間は3月から8月までの間で、そのつがいによっては繁殖を二度行うつがいもあります。
カワセミには、オスからメスへエサを渡してアピールする求愛給餌を行います。
なので、オスがメスのために巣を作ってメスを迎えるわけではないので、
繁殖を行うための巣を作るのは、つがいで行います。

巣を作る場所は、水辺の土質の崖です。
カワセミは、その崖の一点に狙いを定めてオスメス交替で巣を掘り進めて生きます。
一週間をかけて50cmから90cmほど掘り進めて巣とします。
そして、卵を抱く産座は、柔らかい土と、親鳥の吐き出した魚の骨をつかって巣を作ります。

そして、その産座に1日一個ずつ卵を産み、最終的には4〜7個の卵を産みます。
それからはオスメス交替で卵を抱きながら、ヒナが卵から孵るのを待ちます。
夜間にはメスのカワセミがずっと卵を抱いているので、
約19日間をオスは4割、メスは6割ぐらい割合で抱卵しています。
それからヒナが卵から孵って一週間は、オスとメス両方の親が抱雛していますが、
ひなが成長していくにつれて巣にいる時間が短くなっていきます。

そして、ヒナが生まれてから23日が経過すると、ヒナ達は巣から巣立っていきます。
それから10日後には、一部の個体が二回目の繁殖のために卵を産み始めます。

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